【天声人語】2005年05月13日 <日本的发音>
コラムはクラブA&Aで!
地下鉄のホームに満員電車が入ってきた。つえを突いた初老の女性が乗り込む。すぐ中年の男性が立ちあがり、女性は会釈して座った。「日本も、そう捨てたものではない」と思いつつ、この「日本」は「ニホン」かそれとも「ニッポン」かと少し思案した。
「日本」がどう発音されているかという調査結果を国立国語研究所などがまとめた。1400人余の700万語以上の話し言葉を調べると「ニホン」が圧倒的に多かった。「日本一」や「日本代表」でも「ニッポン率」は約2割で、「日本」では「ニホン」が96%を占めた。
「我国号の呼称はニツポンとす」。文部省国語調査会の決定を伝える、34年、昭和9年の本紙の見出しだ。しかし法的な規制はなかった。大日本帝国から日本国になって60年、「ニホン」の定着を印象づける結果だ。
『日本国語大辞典』では、特に「ニッポン」とよみならわされているものを除き、すべて「ニホン」にまとめている。「ニッポン」の項の一つに日本銀行がある。紙幣の裏は今も「NIPPON GINKO」だ。
地下鉄の駅を出ると、けたたましい警笛音がした。一方通行の道を逆進しかけた車への警笛らしい。どぎまぎしている運転席の青年に作業服の男性が「オーライオーライ」と大きな声をかけ、バックさせて横の道に誘導した。青年は深く頭を下げて走り去った。
再び「日本も捨てたものでは……」が浮かんできた。そしてなぜか、国を指すなら日本(ニホン)かもしれないが、さわやかな人を指す時には日本(ニッポン)人という響きもいいと思った。
【天声人语】-----「日本」的发音
翻译者:洪国辉(chongzhen888)
个人展示主页:www.chongzhen888.com
2005 年 05 月 13 日 (星期五)
专栏俱乐部 A& A !
已经满员的电车驶进了地下铁站台。一个看上去已经步入老年的女性,拄着手杖,搭上了电车。一中年男子马上从座位上站起,老年女性对他打个招呼,就坐了下来。“日本,千万不要抛掉这种美德!”我被此景深深地触动,同时,在我的思想深处却又浮现出一个问题来,这个「日本」的发音,到底是「ニホン」,还是「ニッポン」呢?
「日本」,究竟是如何发音呢?国家普通话研究所在调查了1400余人、 700 万多句日语口语后公布了得出的如下结论
: 「ニホン」占绝对多数。即使在「日本一」以及「日本代表」的发音中,「ニッポン的发音出现的几率」也大约只占
2 成;而在「日本」的发音中,「ニホン的发音出现的几率」竟高达 96 %!
「我国号の呼称はニツポンとす」(我日本国号的发音是ニツポン)。这是1934 年(即:昭和 9 年)本报纸(朝日新闻)传达文部省普通话调查会决定的标题。但是,在法律上对此却从没有作出相应的规定。从大日本帝国成为日本国的60
年来,有一个给人异常深刻的印象,那就是: “ニホン” 的发音已经被日本国民广泛地接受。
在「日本普通话大辞典」里特别强调:除去个别习惯读成「ニッポン」的之外,其它都应读成“ニホン”。作为「ニッポン」的发音的一个,“日本银行”也被列举其中。的确,即使是现在,在日本钞票的后面,写的仍然是「
NIPPON GINKO 」。
电车刚驶出地下铁车站,就听见尖锐的警笛声。这警笛好像是朝向正在单行道上逆行的轿车的。穿着制服的男子,向驾驶座位上慌张的青年大声喊:「可以了、可以了」,让他反向转过车子,靠到道边。青年深深地低着头,之后又驾车跑开了。
“日本,也千万不要抛掉这种美德!”我又再次想起了这句话。而且,我还是在思考这个问题:为什么在指示“日本”国家时,也许会更多的读成“ニホン”;而在指示爽朗的人时,人们却更喜欢把“日本人”读成「ニッポンジン」、觉得这样才够铿锵有力、充分洽意呢?
|