寻寻觅觅, 尋ねても尋ねても 冷冷清清, 冷え冷えと 凄凄惨惨戚戚。 惨めで悲しい 乍暖还寒时候, 暖かかったり寒かったりする時 最难将息。 最も凌ぎ難い 三杯两盏淡酒, 三つ、二つの杯の淡酒は 怎敌他、晚来风急? 如何して夕べ急んで来る風に敵うべきか 雁过也, 飛びていく雁は 正伤心, 正に痛ましくさせて 却是旧时相识。 昔からの馴染みだった
满地黄花堆积。 どこでも積んだ黄色いの花が 憔悴损, 萎れてしまっては 如今有谁堪摘? 今し誰が摘むだろうか 守著窗儿, 窓に寄り掛かっているまま 独自怎生得黑? 如何して夜まで独り待ち侘びるべきか 梧桐更兼细雨, そして桐に落ちていた細雨は 到黄昏、点点滴滴。 黄昏になったら、ぱたぱたと音がした 这次第, この様子は 怎一个、愁字了得! 如何して憂いとの言葉だけで済むか
在网上看到两种现代日语译本,供参考,似乎日本人对词的原意把握得不是很准 探し探して 求め求めて 冷たくて キレイで 痛々しくて つらそうで 泣きそうで
暖かい日々 急に冷え込む この季節 心は 休息の余裕もない
少々の酒では ウサは晴らせない 木枯らしには 負けてしまいそう
渡り鳥が飛ぶ それだけで悲しい
むかし見た 鳥かと思うと
庭に 黄色い花びらが ちり積もる 枯れてはてて 何も残らない
窓辺で 独り夜を待つ 心には 耐え切れない 焦燥感
梧桐と微雨が 心を沈ませる
たそがれ刻 ぼつりぼつり 雨の音
「愁」の情景
⑭声声慢 李清照
尋尋覓覓、冷冷清清、 うろうろそわそわ尋ね求めて、寒々ぞわぞわ、
悽悽惨惨戚戚。 心まで悲しみに染まる。
乍暖還寒時候、 急に暖かくなったりまた寒くなったりする季節、
最難将息。 いちばん息をつきがたい日々。
三盃両盞淡酒、怎敵他、 二・三杯のうす酒で、どうウサを晴らせばよいだろう。
晩来風急。 晩になって風も強くなる。
雁過也、正傷心。 音信を告げる雁は南の空に去ってしまった。ああ悲しい。
却是旧時相識。 あれは昔のなじみだと思うと。
満地黄花堆積、 地面いっぱいに菊の花が散りつもる。
憔悴損、如今有誰堪摘。 憔悴し痩せた私を、今はいったい誰が摘んでくれるだろう。
守著窓児、独自怎生得!》欈xに座り、一人でどうやって暗くなるのを待とう。
梧桐更兼細雨、 青桐に細い雨も落ちてきた。
到黄昏、点点滴滴。 黄昏のころ、ポタンポタンと。
這次第、怎一個、 この様子は、どうしてたった一つの、
愁字了得。 愁いの字ですませることができようか。
声声慢 李清照
寻寻觅觅, 尋ねても尋ねても 冷冷清清, 冷え冷えと 凄凄惨惨戚戚。 惨めで悲しい 乍暖还寒时候, 暖かかったり寒かったりする季節 最难将息。 最も凌ぎ難い 三杯两盏淡酒, 二三杯の薄酒では 怎敌他、晚来风急? 夕べ急んで来る風に敵うべきか 雁过也, 飛びていく雁は 正伤心, 正に痛ましくさせて 却是旧时相识。 昔からの馴染みだったのに
满地黄花堆积。 どこでも散り積もった菊の花が 憔悴损, 萎れはてては 如今有谁堪摘? 今し誰が摘むだろう 守著窗儿, 窓に寄り掛かって 独自怎生得黑? 夜まで独り待ち侘びるべきか 梧桐更兼细雨, そして桐に落ちていた細雨は 到黄昏、点点滴滴。 黄昏になったら、ぱたぱたと音がする 这次第, この様子は 怎一个、愁字了得! どうしても憂いとの言葉だけで済むべきはないぞ
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