04.06天声人语翻译者:洪国辉(崇祯888)
出处:04.06天声人语翻译者:洪国辉(崇祯8 作者:04.06天声人语翻译者:洪国辉(崇祯8 FanE『翻译中国』
2005-4-17 15:39:36
04.06天声人语翻译者:洪国辉(崇祯888)chongzhen888@hotmail.com 13843259923
東京では、2日続けて初夏を思わせる陽気となった。咲いたばかりと思っていた桜が、場所によっては散り始めた。
昨日都心の公園では、時折強く吹き抜ける春風に乗って花びらが高く舞っていた。周囲の常緑樹の枝を離れた春落ち葉と絡み合う。それも興趣だが、風よ、せめて2日ほど吹かずにおれないかという思いもした。
『源氏物語』に、風に散る花を惜しみつつ姫君や女房が歌を詠むくだりがある。「桜ゆゑ風に心のさわぐかな思ひぐまなき花と見る見る」。桜ゆえに風が吹くたびごとに心も落ち着かない、思うかいのない桜とは知りながら(『新日本古典文学大系』)。
桜の花は、過ぎ去った人々の姿や思いを、後世の人々がしのぶよすがでもある。「手折り来し花の色香はうすくともあはれみたまへ心ばかりは」。この良寛の歌は、西行法師の墓前で詠まれた。西行の作「仏には桜の花をたてまつれわが後の世を人とぶらはば」に応じたという(宮柊二「良寛の人と歌」)。
〈さまざまのこと思ひ出す桜かな 芭蕉〉。桜のタイムカプセルのような作用は、人が自らの生を振り返るのを促す。1年前や、そのまた1年前のことを桜が思い起こさせる。以前にはあって、今は無くなったものや人を思う。あるいは、前には無くて今あるものや人を見やる。
桜前線は、来週には新潟辺りに達するという。地震では多くのものや人が失われた。今年の桜は、つらい思いを誘うかもしれない。しかし、そういう年こそ、律義に花開く桜の姿が、人々の力を呼び起こすようにと念じたい。
在东京,已经是持续了2天的让人感到初夏一样的晴朗。本来是刚刚开放的樱花,却在有的地方,开始悄悄散落了。
昨天,在市中心的公园里,乘着时而强烈地刮来的春风,花瓣在高高地飘舞着。与周围的离开了常绿树树枝的春天落叶互相漫卷着,也瞒有意思;而且,这风儿,看上去不吹个2天以上,它是不会罢休的。
在『源氏物语』一书里,就有一段关于公主和女人们吝惜散落的花儿、吟咏作歌的描写。“桜ゆゑ風に心のさわぐかな思ひぐまなき花と見る見る”。-----因为樱花的缘故,每当风儿吹过时,心儿也不知为什么,就是不能平静,尽管明明知道,那不过是与自己没有什么现实干系的花而已。(『新日本古典文学大系』)。
樱花,时常在后世的人们的心理轻轻唤起对过去的人们的身姿和往事的回忆,“亲手采摘的花儿,颜色与香味很淡很淡,但是献给神的一片心意,尽在其中。”这是诗人良宽的咏歌,是在西行法师的墓前咏作的。据说是为了应答西行的作品“给佛献上樱花,使我后世的人们飞腾”而作(《良宽的人和歌》)。
《你让人想起很多很多的事呢!啊、樱花。----芭蕉的诗》。樱花,象一个装有见证人类历史文明资料的盒子,促使人们不断回忆自己经历的人生。
使人想起1年前的,再1年前的,甚至更遥远的那些往事。使人回忆那些以前曾拥有过的,而现在却已经烟消云散。或者,使人细细品味起以前没有,而现在已经拥有的那一切。
樱花开放的前锋,据说在下周就会到达新泻的附近了。在去年的地震中,造物主几乎夺走了我们所爱的一切。今年的樱花,也许会使人想起那些痛苦的回忆。但是,我想,在那一年里,正是由于樱花正直而骄傲地开放的身姿,才给了人们以无穷的力量,鼓舞人们更好地活下去。
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